【寸又峡】夢の吊橋と千頭森林鉄道大間川支線の一部

普段と違う"夢の吊橋"を見に行ったつもりでしたが...

 

(重要)画像が表示されなくなったので一部内容を変更してこちらに移行しました。

 

 

夢の吊橋。「死ぬまでに渡りたい!? 世界の徒歩吊り橋10選」に選ばれている橋です。

大井川上流の井川付近までは何度か来たことがありましたが、寸又峡方面は一度も来たことがありませんでした。

 

今回訪れた理由はもちろん、夢の吊橋を渡るため...  ではない。

2020 1/19

[現在時刻10:04]

列車の前からおはようございます。

朝浜松を出発し、国道362号を通ってのんびり寸又峡まで走ってきました。

 

バイクに乗り始めてから初めての冬。前日に降った雨で道路が凍結している可能性がありましたが、流石静岡県。ほとんど凍結していませんでした。

一度だけリヤタイヤが滑ったような気がしましたが...。

観光シーズンではないので対向車が少なかったし、駐車している車も少ないです。

ジャケットを脱ぎ登山靴に履き替え、準備完了。

駐車場の隅に置いてあるこの車両はというと...

"あの"千頭森林鉄道で走っていた車両のようです。

エンジン部分を観察。

...よく分かりませんが、かっこいいです(^-^;

車両の後方にある駐車場の出口に、看板が沢山設置されています。

係員が不在の時は駐車料金を料金箱に入れる必要があるみたい。

ちなみにバイク一台200円。

日没後の通行は大変危険です。

遭難されても困るからねぇ。私はヘッドライトと懐中電灯を持っているので大丈夫だとは思いますが、それでも夕方までには帰りたい。

イラストマップの看板があります。

個人的には地理院地図の方が見慣れていて分かりやすいですけど。

静岡県道77号を通り、寸又峡の集落内に入っていきます。

「そういえば、千頭森林鉄道はこの辺りを通っていたっけ」と思い、道から西側の山を見てみると

...あの石垣は!?

いかんいかん、今回の目的は千頭森林鉄道じゃない。それにあれが軌道跡かは分からないし。

道を歩いていると広場があり、その隅に大きな蛙が居ました。

寸又温泉の親子愛情カエル

...。

3匹いますね。親と子が2匹。

あれ?まぁいいや。

2度目の「日没」看板が設置されています。

集落内の坂を上っていきます。

すると一般車両進入禁止の看板が見えてきます。

どうやらここまでは車で来ていいようです。

西側を見ると、雪が積もった山が見えます。

ん?

何だろう、あのかっこいい橋は。

橋は置いておいて。

「この温泉は飲めません」と書いてあったので立ち止まる。書いていなかったら水だと思っていたかも。

 

手で少し掬ってみましたが、思っていたより熱くない。温(ぬる)い。

一般車両通行止めの場所から少し歩くと、右手に木造の建物が見えてきます。

千頭森林鉄道跡 大間駅跡

木板に文字を彫っていますね。腐食を防ぐためか薄いビニールに包まれています。

ゲートがありました。

関係車両以外進入禁止、ということは...歩行者もですか?←()

ゲートの脇を通ってすぐの所に掲示板がありました。

数ある掲示物の中で一番最初に目についたのが

死ぬまでに渡りたい 夢の吊橋」という見出しの新聞記事。

ムフフ(^ム^) 「死ぬまでに渡りたい」、ねぇ。

 

そして写真の下の説明文に「カップルでの来訪が増えている」と書かれていますが...お察しください💦

平坦な舗装路を進みます。

周りには観光客がちらほら。

「森林鉄道の遺構が残っていたりしないかなぁ~」と思い、山の上や下を見ていると

あった!レールだ

ただ、そこに路盤かあった訳ではないはずです。

谷の下に吊り橋が見えてきました。

あの橋は猿並(さんなみ)橋という名前の橋らしいです。

朝日岳に登る人はそこを渡るようです。

猟師向け?の看板がありました。

どうやら今歩いている道は寸又右岸林道になるようです。

"どちらが男女か分かりにくそうなトイレ"(←勝手に命名)の横を抜けると、トンネルが現れました。

右側は松枯と呼ばれる絶壁になっており、長さ210mのこのトンネルができるまでは、この山を迂回した道が通っていました。トンネル及び歩道は森林鉄道の敷設で、昭和四十三年に歴史が閉じたものです。

確かに、トンネルの右側にはロープが張ってあり、道のようなものがありますが...。これがその道かどうかは分かりません。

その道の入り口には中部電力関係の標が立っていたような。

それでは、天子のトンネルこと天子隧道に入ります...と、入ろうとしたら中から車が。

ここは関係車両以外進入禁止だったはずでは...そうか、関係車両か。

車の側面に「C-Tech」の文字が見えた。ちなみにシーテック中部電力グループの会社。

随分と大きなトンネル。

流石に車道用に改修されているでしょう。

隧道内は車道と歩道に分かれていて、車道は水たまりが多いです。

トンネルの中で観光客とすれ違いました。

夫婦、子連れ、カップル。私は...。

長さ"210m"のトンネルを抜け、

対岸の山を見ると

地層が見えました。

そして、斜め後ろを見てみると...

!!

なんじゃあれは!

と、現地に居た私はかなり驚きました。

どうやらあれが"寸又川左岸林道"のようです。

先ほどの看板には"寸又左岸林道"と書かれており"川"とは書かれていませんでしたが、どちらが正式名称でしょうか...。

分岐がありました。

近くには看板があります。

"歩行に自信のない方"ではないと思うので、分岐の右の道に進み夢の吊橋を目指します。

坂を下ります。

 

お、見晴らしが良くなってきてダム湖、吊橋が見えそうだぞ(*^^*)

って...

あれぇ!なんで!?

なんだ、おい。聞いてないよ...。

 

実は、ダム湖の水を抜いていると聞いて来たんです。

知人から写真が送られてきて、川根本町のホームページにも修理のためだったかゲートを開放しているって書いてあったのですが...。

私は勘違いしていたようです。「今日完了する」って書いてありましたが、本当に「今日」だったんですね...()。そのページは現在削除されていますが。

 

クソー、ダム湖の水が無く土砂の上に架かる夢の吊橋を前に「これが死ぬまでに渡りたい橋ですか」と言ってやるつもりだったのに...。

 

まぁ、せっかく来たのだから渡ろう。気持ちを切り替え深呼吸。スーハースーハ―💦

眼下には大間ダムが見えます。

天端には行けないようです。

階段を降りて橋まで向かいます。

怖いなー、濡れていて滑りそうです。

長い階段を降りると、階段に比べて平坦な遊歩道が続きます。

うん、何度みても水はある。

水はあるし、濁ってる。それに冬なので木々の葉が落ちて森は灰色だし、微妙な時期に来てしまった。

良い点を挙げるとすれば、人が少ないということでしょう。観光シーズンになると渡るまで数時間掛かるとか掛からないとか...。恐ろしい。

分岐から5分ほどで橋に到着しました。

多少濁っているとは言え、やっぱり青いです。

さて、少し後ろから人が近づいてきているし、渡ろう。

下が丸見えだなぁ...。

橋を進んでいくと、橋の下の岸に生えていた木が無くなり、私とダム湖の間には薄い木の板が一枚。

 

 

 

...あ

ちょっと待ってこれ!ヤバい!

しまった、私の高所感知レーダーが反応してしまった!

 

橋を進むと視界がダム湖に覆われ、一気に自分が浮いたような感覚に襲われた。

足を進める度に揺れる。振り落とされそうな感覚。

 

戻ろうにも、少し後ろから人が迫ってくる。その人はまだ橋まで来ていないので戻れるには戻れるが、プライドが許してくれない。

仕方ない、できるだけ前を見て手摺のロープを持ちながらテンポよく進もう。

 左手でロープをつかみ、右手でシャッターを切る。

「落ちない、落ちない」と念じながら進んでいく。

...何も考えずにシャッターを切っていく。

...ちょうど橋の真ん中あたりで撮った写真。

写真だと怖さがほとんど伝わらない!こんなに怖がってるのが恥ずかしく思えてきた。

 

写真を撮らない間も右手でカメラを持ち続ける。

両手でロープを持てば少しは安定して歩けるはずだけど、ネックストラップを付けているにも拘らずカメラを落としてしまいそうな気がして右手でカメラを持っている。

左手でロープを持ちながら進んでいる様子。

ちょうど橋の中央辺りにハート形の鍵がある。

お願いだからやめてくれ。重さで橋が落ちてしまう💦

「あぁ、ここだけ綺麗だな」

そして、遂に対岸に辿り着いた。

 

いやぁー、渡り切りました。よくやった、自分。

後ろに居た人は私が渡りきるまで待っててくれました。優しい。ありがとうございます。

 

しかし、この様子じゃぁいつか"誰か"を連れてここに来るのは無理そうですね...。

観光シーズンの大渋滞の時にこの橋を渡る人は引き返せないでしょうし、そりゃあ渋滞もしますよね。私みたいな人が居るから(;^ω^)

私を懲らしめた"夢の吊橋"を見納め、先に進みます。

急な?階段を上ります。

何だこの橋は。

木こり橋という名前らしいですが...。

この橋、どうやら吊り橋のようです。

嫌な揺れ方。下が濡れているので慎重に進みます。

階段が...(*´Д`)ハァハァ 続きます...(*´Д`)ハァハァ。

おっ?

旧道発見!

仮設?の階段を上ります。

随分と上ってきましたね。

もうすぐで終わり...?

狭いスペースに机とベンチが置いてあります。

くろう坂。

ベンチが湿っていたのでグローブをお尻の下に敷いて休憩。

座りながら斜面の上の方を見てみると...

あれは千頭森林鉄道の石垣なのかな?

 

3分ほど休憩した後、歩き始めます。

やれやれどころ。

そして、上の道路に着きました。

このまま帰ろうかと思いましたが、近くの展望台に千頭森林鉄道の車両が置いてあることを思い出したので向かいます。

慰霊碑がありました。

いつの時代に設置されたのか分かりませんが、森林鉄道が運行していた時代の可能性が高いんじゃないでしょうか。

そっと手を合わせ、先に進みます。

おっとぉ?

道の右側に怪しい柵がありますね。

ビンゴ!やっぱりレールですね。

何か刻印されていますね。CARNEGIE

調べてみると、アメリカの「カーネギー」製らしいです。

「すがたをかえる大豆」...的な?

車両が見えてきました。

先に言っておきますが、全く知識ないです💦

奥の自動販売機の価格設定が気になりますな。

後で確認しましょう。

真横から。

屋根があるのが良いですね。

千頭森林鉄道 ここにありき...。

先頭の車両から見ていきます。

SAKAI WORKS SHIBAURA TOKYO

エンジン部分が見られます。

父曰く「車のエンジンというより(は)バスのエンジン」らしいです。私には分かりません。

スライド式のドアが少し開いていたので覗いてみます。

計器。

台車には集材機?が積まれています。

DB6

最後尾の車両。

まるで遊園地のアトラクションの乗り物のようです。

GM10

おっと、

どうやら屋根の骨組みはレールのようです。

21世紀に残したい自然百選

寸又渓谷尾崎坂展望台

森林鉄道について書いてあります。

本のようにページがめくれるようになっています。

展望台の割に景色はよくありません。

それでは、気になっていた飲み物の値段を...

一番高いもので、140円でした。普通ですね。

山奥なのでもう少し高いと思っていましたが。

もう少しだけ進んでみましょう。

水源かん養保安林

あれ、歩いてた道って寸又右岸林道じゃなかったっけ。本谷車道?なんだそれ。

この先には果てしなく続く千頭森林鉄道が...。

ちょうど目印になりそうなものがありますし、ここで引き返しますか。

この先に進むときに以前引き返した位置が分かっていると、何だかわくわくしません?

ってあれ、何か見えますね...。

少しだけ、少しだけ進んでみましょう(*^^*)

重機が置いてあります。

ゲートがありました。

...なんとなくタッチ。

ああ、このゲートの向こう側に立つのは何年後になるだろうか。

 

まぁ、千頭ダムまでは軌道跡を利用した巡視路があるので、早ければ今年中には行っているかも?

と思ったけど、こういう物は起点から順番に探索したいのでいつになるのやら。

ああ、

さようなら、尾崎坂 ゲート君。

 

という訳で、帰りますか。

木々の間から橋が見えます。

確か、森林鉄道時代の橋を改修した橋だったっけ。

ん~、良き。

ゲートから500mほど進み、橋の前まで来ました。

橋の右にも道がありますね。

橋を通れば帰れる。

 

そういえば、この辺りから西に千頭森林鉄道の大間川支線跡を利用した林道があるって聞いたんですけど?(^ム^)

橋の右にある道が、その林道でしょう。

林道は一部登山道を兼ねているようです。

湯山集落跡というのが気になりますね。

「険しい山です。単独入山は避けましょう」

...ですよね~さすが南アルプス

こんな所に自転車が。

持ち主はどこに行ったんでしょうか。そして、何故ここに置いていった?

どうやら大間川林道という林道らしいです。

そしてバリケード

 

さてどうする。正直言って、さっきから進む気満々。

 

ただ、進んでしまうとさっきみたいなゲートが現れるか崩落地があって進めなくなる限り引き返しそうにない。

現在時刻は11時32分。...よし。

約30分後の12時になるまで進もう。

そうすればゲートが無くても引き返せる。

 

という訳で、第二章 千頭森林鉄道大間川支線 の始まり。

路面は引き締まった走りやすそうなダート。

この路面状況ならスーパーフラットでしょう。

私の感覚は麻痺していないはずなので、フラット詐欺には当たらないでしょう(^^

カーブに差し掛かります。

あれ、(写真だと伝わらないけど)結構な高低差ですね...。

真横から撮った写真。

この高低差だと、鉄道は無理なんじゃないですか?💦

山肌に沿って高度を上げて、沢を越え先ほど見えていた地点の近くまで来ました。

やっぱり、この高低差はおかしい。

おかしいと思い、辺りをキョロキョロしていると...

f:id:daiyak:20200129233740j:plain切り通しのように見える岩がありました。

すぐ近くに、怪しげな柵があります。

やっぱりレールですね。もう少し綺麗に切断してほしいな。

うん、見える見える...。[見えない人はどうぞ]

吊り橋のような?電線がありました。

谷を越え、対岸の林道まで渡しているようです。

凄い崖。

擁壁。

森林鉄道時代の物ではないでしょうね。

深い谷。奥には雪が積もった山が見えます。

1本目の橋が見えてきました。

これも林道用に架け替えたものでしょうね。

谷側(左側)の欄干に銘板が付いていました。

災害復旧工事、ということは平成20年度以前は森林鉄道の橋が残っていた可能性が...ないか。

橋の上にあるちぎれたガードレール(欄干)

南アルプス付近の道に設置されたガードレールの宿命ですね。

少なくとも、戻ってくるまでは架かっててね。

沢の前を通ります。

砂防ダム

良い景色。

少し歩いて振り返ると...

げっ!

これはそのうち下から擁壁ごとゴッソリ落ちるやつだ。

看板がありました。

登山口のようです。

山の斜面に登山道が伸びています。

 

何かの動く音がして、動物の走る姿が見えました。

...鹿です。しかも小鹿?かわいい。

立ち止まってじっとこっちを見ています。

少し動くと走り出しました。

走って階段を上り、

さらに遠くから見ています。

怖がらせちゃってごめんね、食べないよ。

2本目の橋が見えてきました。

林鉄用を再利用したやつがいい林鉄用を再利用したやつがいい......。

まぁ予想はしていましたが、残念。

昭和45年12月竣功 湯山沢橋

千頭森林鉄道の全線廃止が昭和44年らしいので、翌年ですね。

廃止してすぐ林道が造られたんですね。

橋の上にゲートがあります。

ゲート脇を抜けられないように橋の上にあるとしたら憎い...開いていますが。

 

大間集落(寸又峡温泉)にゲートがあったのでこのゲート必要ないですよね。ここまで来られる時期があったのかな?

尾崎坂にもゲートがあったし。

そういえば、夢の吊橋が観光地になったのっていつからですかね。

橋から沢を見ます。

あんな所に電柱が。

渡った先の橋名板。ゆやまざわはし

道の下の斜面にレールが落ちています。

左に見えるトラ柄のアンカーが、先ほど見えていた電柱を支えています。

橋から少し進み、山の上側を見てみると...

石垣だ!って、ただの砂防ダムでしょうね。路盤の下の擁壁とかじゃなく。

道の隅に何か置いてあります。

あっ......。

線香...。

綺麗な花です。まだ新しそうです。

合掌。

...花束のことが頭から離れません。

色々考えてしまいます。

砂防ダム

珍しい、平坦で真っ直ぐ。

遺構のない道が続く。

もうすぐでタイムリミットの正午。

あと2分あるけど、この広場で終わりにしよう。

まだ道は続いているのに...。

ヒィ~ 谷が深い。

広場には資材が置かれています。

f:id:daiyak:20200130214906j:plain...正午。

昼ご飯を持ってきていないので、街まで下りないといけません。

食べ物を持たずに山に入るなんて危ないですよね...。

いつかこのガードレールより向こう側(谷側じゃないよ)に行くことを夢見て。

地面に刺さっていたレールと雪山を撮影。

何となく、記念撮影をしておこう。

...パシャリ。

ガッツポーズバージョンも撮りましたが、ダサいのでお蔵入り。

 

さて、バイクまで戻ります。

ここで載せるのはおかしいような気がしますが...一日のGPSログ

例の怪しい場所まで戻ってきました。

...やっぱり、切り通しがありますね。

切り通しの左側に2本の線も見えますし。

どちらが路盤かは分かりませんけど。

切り通し、ということで(もちろん)林道を通ってカーブの反対側に来ました。

石垣が見えますね。

路盤に立っている電柱。

どうやら大間川支線は橋から分岐していた訳ではなく、尾崎坂付近から分岐していたようです。

橋を渡ります。

下流側の橋名板。ひりゅうきょう

昭和45年3月竣工

改修平成14年3月竣工

昭和45年ということは廃止された後、湯山沢橋と同じ年ですね。でもどこかに林鉄時代から同じ橋だって書いてあったような。

真っ直ぐです(当たり前)

下流側。

夢の吊橋ほどではないですがタマヒュン

上流側。

渡った先の橋名板。

飛龍橋

すぐ近くに大きく「橋 龍 飛」と書かれたプレートが掲げられています。

読みにくいですね...。

昭和8年に竣工した千頭森林鉄道のこの橋は、時の帝室林野局長官三矢宮松氏により命名されたもので、上に掲げた銘板も同長官の筆によるものである。当初は吊橋型式の橋の入口上部に取り付けられていたものを修復して掲げました。 静岡森林管理署

吊橋だった時の写真をどこかで見たことがあったような。

さっき上に見えた路盤はここから見えるかな?

ネットの上側に1本の線が見える見える...。かっこいいです(*^^*)

あぁ、先生が居たらなぁ...

山の斜面に吊橋のアンカーレッジ(アンカレイジ)かなにかのコンクリートがありました。

すぐ隣にももう一つありました。

木々の間から夢の吊り橋が見えます。

男女が渡ってきました。

ん?対岸に何か見えますね。

あー、

あれが某廃遊歩道ですか。

そういえば、尾崎坂のゲートから飛龍橋に向かう途中で下に降りる階段がありましたね。あれが遊歩道の入口だったのかな?

...凄い遊歩道ですね。

雪山と飛龍橋。

そういえば、雪山と赤石ダムも見てみたいですね。

ただ、あそこを歩くのはもう嫌なので自転車を手に入れてから、即ち自動車免許を取ってからですね💦

f:id:daiyak:20200131230413j:plain尾崎坂の展望台、あんな所にあったんですね。

歩いていると、道の下にレールと枕木?を再利用した落石防止の柵を見つけました。

この下には遊歩道がありますからね。

犬釘が刺さっている!...ように見えましたが、石ですね。

紛らわしい...。

 

集落まで戻ってきて、例の橋の近くに来ました。

トラス。

むむ、橋板が木製ですね。若干中央が盛り上がってます。

欄干は擬木フェンスか何か?

奥のパイロンに「私有地につき立ち入り禁止」と書かれていたので近づけず。

銘板が無いので橋の名前も竣功年も分かりません。

バイクまで戻ってきました。

これにて探索終了。

 

 

さて、「帰宅後」のコーナー!(ぱちぱち👏)

手元に以前購入した"賛歌 千頭森林鉄道”という本があり、それを見ていたら気になる点がいくつかありました。

 

まず、尾崎坂事業所・尾崎坂停車場を撮影した写真が載っていました。

賛歌 千頭森林鉄道 p33より引用

 尾崎坂、あの展望台があった辺りですね。

...そういえば、あの展望台ってやけに広かったような。

あれ、もしかして...

 

 

 

f:id:daiyak:20200201122120g:plain

あああ!やっぱり!

道のカーブ具合、建物下の石垣、奥の山の形...。

尾崎坂展望台に事業所があったとみて間違いないでしょう。

 

次は飛龍橋について。

橋梁の仕様は吊橋方式の鉄骨製で、長さが70㍍余、高さは90㍍余で昭和8年に第二富士電力の手により竣工した。

賛歌 千頭森林鉄道 p104より引用

賛歌 千頭森林鉄道 p145より引用

 新しい2代目の飛龍橋は、将来木材輸送を森林鉄道から自動車への切替えを前提としたもので、橋梁の構造はアーチ橋とし、昭和32年度に竣工した。(中略)この2代目の飛龍橋(鉄道橋)は昭和44年度(45年3月竣工)に道路橋に改良し、現在に至っている。

賛歌 千頭森林鉄道 p104より引用

 やはり、鉄道橋を改修して使っているようです。

 

137ページには馬車道について書かれています。そのページに、1枚の写真が載っていました。

賛歌 千頭森林鉄道 p137より引用

 あれ、この橋って

この橋!?

橋板の盛り上がり具合が似ているような。

ただ、木製トラスじゃないですし、同じ橋ではないでしょう。

同じ場所に架かっている違う橋の可能性はありますが。

 

また謎が増えてしまった💦

 

 

 

あぁ、ついに千頭森林鉄道に手を出してしまいました。

 

やはり千頭は奥深い(2つの意味で)