国道257号 炭焼田トンネル旧道

静岡と愛知の県境にある、小さな峠を越える旧道。

 

(重要)画像が表示されなくなったので一部内容を変更してこちらに移行しました。

 

34.895634,137.641812

2020 2/8

静岡側にバイクを止め、歩き始めます。

少し歩くと、見慣れたトンネルが見えてきます。

私が1番多く通った国道といえば、257(ニーゴーナナ)になるでしょう。

坑門の上部にプレートが埋め込まれています。

一文字ずつプレートを分けるのには何か理由が?

あれ、もしかして一文字ずつに分かれてるように見えて、線が入っているだけだったり?

レリーフには花と鳥が描かれています。

鳥の方は...ミミズク?詳しくないので分かりません😅

そして、トンネルの左側に旧道があります。

実は1度バイクで通ったことがあります。

脇に草木があって狭い印象がありますが、2車線はあります。

"県境の峠"を越える割には勾配が緩やかです。

振り返っても、勾配が緩やかなことが分かります。

あれ、前バイクで通った時はこんなに路面が汚れていなかったような。

ここから幅員が狭くなります。

ん?

パイロンが2本。

当然、これもなかった。

ああ、なるほど。

木を伐りだしていたのね。

警戒標識があります。

そして、枝打ちされている所為か明るく感じる。

おっ、警戒標識の奥に、県名プレートが見えてきた。

峠付近は広くなっています。

ここで離合したんでしょうね。

愛知県鳳来町

鳳来町と言えば、あの鳳来寺ですかね。廃物で言うと、田口線。

現在は合併して新城市になっているようです。

カーブの内側の削られた岩、

好き。

カーブの外側には水くみ用か何かのパイプがあります。

キロポストのようなものがありました。0。

愛知県に入ってから、もしくは静岡県に入ってから0kmってことかな。

裏側には「国道257号」と書かれていました。

ここが国道だった証ですね。

カーブの外側からパノラマ撮影。

お、気づいてしまった。

左側には「静」と書かれた杭があるのに、

すぐ右側には新城市の文字。

この間が県境かな?

カーブミラーもありますが...

このロープ、首つり用じゃないですよね...。流石に違うか。

県境を背にし、進み始めます。

峠を越えたので、下り坂になります。

側溝があります。

この側溝、よくあるU字溝じゃなくて、木枠か何かで固めた跡が残ってる?

あっ、

右側の削られた岩、好き。

好き...。

開けてきました。

ちょうどトンネルの上に居るようです。

県名プレートがありますが、実際の県境はトンネルの中ですよ( *´艸`)ムフ

トンネルの上から少し進むと、右側に細い道が伸びていた。

確か、路線認定図を見たときに法定外道路が通っていたような。古道の峠道の可能性が無くはないから、後で行ってみよう。

この旧道と現道を一緒に見られる風景が好き。

現道と並行して旧道を通ってきましたが、このカーブから大きく沢側にU字に迂回し、高低差を稼ぎます。

カーブの外側には古いアスファルトが残っています。

愛知側のバリケードが見えてきました。

動かせば車でも通れます。橋の先に石垣が見えます。

いいねぇ。

U字。

炭焼窯?のようなものがありました。

炭焼用だとすれば、"炭焼田"ですね。

むむ、

こんなところに通学路の標識がある。

おかしいなぁ、こんなところに小学生が居るのか?

ポール部分には鳳来町H1と書かれています。

平成1年?だとすると、1989年。小学生が居たとしても不思議じゃない。

何も付いていないポールが立っています。

旧道ならでは。

現道が見えてきます。逆光。

かなり上っているのが分かります。

建設省

現道にぶつかります。

旧道によくあるスペース。

これにて、炭焼田トンネル旧道の探索を終わります。

 

 

って、まだ例の古道かもしれない道にも行ってないし、確認したいことが他にもある。

少し戻ると、怪しい分岐があります。

古い地形図には沢に回り込む道は描かれてなく、まっすぐ谷を進んでいます。

怪しい分岐がその谷を進む道かと思いましたが、少し現在地とずれています。

まぁ、安いスマホなのでGPSのズレがあるでしょうし、それに古い地形図も信用できません。

という訳で、怪しい分岐を右に進みます。

橋があります。

この橋自体は古くはなさそうですが...

橋の下の石垣(橋台)は古そう?

f:id:daiyak:20200209232634j:plain橋の先にも道は続いていますが、

現道に潰されて終了。

(毎度毎度の)"結局"これが古い道かどうかは(ry

 

 

例の場所まで戻ってきました。

進みます。

こんなところ歩くなんて思っていなかったから、ブーツで来てしまった。

歩きにくい。

木々の間の踏み跡がはっきり見えます。

でもやっぱり、ただの作業用の道なんじゃないかなぁ。

...ん?

あれ、おかしいな。

作業用の道だとしたら、こんな割堀なんてないよね...。

それに、道の雰囲気が同じ街道にある仏坂の古道に似ているような。

お、どうやら峠に着いたみたいです。

峠の右の斜面にも道があります。

左にも、ヒルクライムに使えそうな急な坂道があります。

地形図を見ると、ちょうど低くなっている場所に居るようです。

古い峠道の可能性もありますね...。

峠を降りる道もあるようですが...。

仕方ない、進みますか。

あー、嫌だ。

広くなりました。

...狭くなりました。それどころか、どれが道だ?

あー、嫌だ。

道を見失いそうになったので(草が嫌だったので)道から外れ、田んぼの跡地のような沼地に避難。

路線認定図を見ると近くにも道があるようなので、その道に向かいます。

小さな沢を渡ります。

木材が散らばっています。

物置小屋か何かの建物があったんでしょう。

ブーツなので斜面を登るのに苦労しましたが、道に出ました。

後ろを見ると、道が続いているようです。

特に用事は無いので行きませんが。

ああ、人里に降りてきた。

久々の舗装路。

さて...

国道に戻ってきました。

 

あの道は何だったんでしょう。

 

周辺図 参考程度にどうぞ。