【黄柳川】黄柳橋上流の橋跡
黄柳橋の上流に架かっていた橋の痕跡を求めて。
(重要)画像が表示されなくなったので一部内容を変更してこちらに移行しました。
34.929512,137.577724
2020 2/8
古い地形図を見ていると、あの黄柳(つげ)橋の上流に橋が描かれているのを見つけました。
流石に橋が残っているとは思えないので、橋台だけでも残っていれば。
という訳で、写真の奥から廃線のような雰囲気の細い道を進んできました。
[周辺図]
バイクから降り、歩いて進みます。
いつの間にか舗装路が終わり、未舗装路になっていました。(タイトル回収)
草が生えていますが、まだ大丈夫。
左手の下の方に川が見えます。
あれが黄柳川です(毎回変換が面倒くさい)
荒れていますが、歩く分には問題ありません。岩を削って造ったこの感じ、好きです。
崖沿いを通っているんですね。地図を見ている時はこんな道だとは思っていませんでした。
倒木が多いです。
何かの杭が立っていました。
50番の方には個人名と思われるものが書かれていたので加工してます。
おっ?
橋があります。
電柱のような丸いコンクリートを並べて桁にしているようですが、
1本落ちています。
崖沿いの橋、良き~(*^^*)
上に新しそうな板が載っているようですし、大丈夫でしょう。
できるだけ右側を通り、渡ります。
橋の下に川が見えます。
渡った先から橋を見ると、橋の下の路盤がごっそりなくなっているのが分かります。
この橋が架かっていなかったら確実にこっちに来れてませんね💦
たぶんこの橋、路盤がなくなってから架けたのでしょうし、この道の先に何かあるんですかね?
橋を見たあと道の先に進もうとすると、目の前に線が通っていてびっくりした。
電線?
道の先はかなり草が茂っていて通りたくないので、橋の下側がどうなっているか撮るために一旦下に降ります。
お...?石垣だ。
振り返ると、石垣が2段。
やっぱり、石垣があるということは古い道かな。
...よく考えたらここだけ石垣が川側に出ているし、もしかしたら橋台かも?
現在地も橋が架かっていた場所に近いし。
という訳で、川側を見てみます。
あっ。
あった、本当にあった。
あった、本当にあった...(迷わず下に降りる)
(心の)震えが止まらない...
少しだけ降りるのに苦労しましたが、降りられました。
嗚呼、立派な石垣。
こうしてみると、凄いところにあるな...。
立派な石造りの橋台。
真ん中に段差があることと、地形図に描かれていた時代から木橋だったと思われます。
どんな橋が架かっていたのか気になりますが、名前も分からないし...。
可能性としては「黄柳川橋」というのがありそうですが...。
下流側を見てみます。
写真だと伝わりませんが、現地だとかなり高い場所に居るように感じます。
上流側。
こうしてみると、橋台がある場所は川幅が狭いことが分ります。
ん?
上流に石垣が見えるんですが...。そして建物も見えます。
上の道まで戻ってきました。ここを......進むのか。
橋台を見つけたので引き返してもいいですが、石垣が気になるし、もしかしたら旧橋の遺構がある可能性もありますし。
木製電柱?
あー、嫌だ。
道が見えなくなったので、下に降ります。
降りました。
建物に近づいてきました。
さっき見えた石垣です。
草が茂っていて道がどこか分からなくなったので降りましたが、石垣はまだ続いているようです。
手前の建物を見てみます。
何だろう、場所的に水道関係の施設だとは思うけど。
奥の建物を見てみます。
開きました...。
恐る恐る中を覗いてみると...
分電盤とポンプらしきものがあります。
ごちゃごちゃしていてかっこいいけど、分からん。
ポンプ。
建物を出て、道の先に進んでみます。
水を流すための溝があります。
上に登りました。
後ろを見ると、降りる前の道が繋がっているようです。
道を進みます。
缶が落ちてました。
...産地 中国福建省
なんと!"隣の"静岡県産ではなく、"隣の"中国ですか。
短く切られた木が沢山落ちてます。
しばらく進みましたが、何もなさそうですし道が分からなくなってきたので、対岸の橋台を探しに行きましょう。
引き返した地点から川を見ると、何かのコンクリートが落ちていました。
県道まで戻ってきました。
先に見えるのが旧黄柳橋です。
例の橋台がもしかしたら初代黄柳橋の物かと思っていましたが、地形的にやっぱり違いそうですね。
初代黄柳橋の橋台と思われる石垣を見てから、
橋の架かっていた場所の近くまで来ました。
階段を降りていると...おっと?
初めてだ、「草ヒロ」とか言われているやつか。
XJ
NISSASN LAUREL SPIRIT
どうやら80年代に販売されていた車らしい。
さて、
どこに橋台があるか分かりませんが、この辺りのはず。
ないな...進みすぎちゃった?
あ。
あるじゃないですか~。
対岸の橋台を確認。
反対側から見たこちら側の橋台より、石の積み方が雑というかなんというか...。積み方の名前が分かりません(-_-)
こっちの橋台は対岸から見えた通り、崩れてます。
橋台の上に登りましたが、草が凄いです...。
あの木のところまで行けば...
見えた...。
これでお別れです。
またいつの日か。
橋台に続いていた道の路盤をたどります。
これは知らなきゃ道には見えないな(笑)
知ってても見えないけど...
草木が生えていてどこが道だか分かりません。
お...踏み跡がある。
同業者...?
この先に行っても何もないと判断し、引き返します。
バイクに戻るまでの間に老人...と呼ぶにはまだ早いかもしれない女性の方に黄柳橋の上流に架かっていた橋について聞いてみましたが、「架かってたって言っとったような気がする」との返事しか返ってきませんでした。
旧々(初代)黄柳橋が架かっていた時代の橋なので、当時を知る人はもういないのかもしれません。