国道473号 (新)原田橋開通

崩落から5年。遂に、あの原田橋が開通。

 

(重要)画像が表示されなくなったので一部内容を変更してこちらに移行しました。

 

 

初めて原田橋を通ったのは、2012年7月だった。

免許を持っていなかった私は、父の運転する車に乗って天竜川のダムを下流から順に船明ダム、秋葉ダム、佐久間ダムと訪れていた。(これが切っ掛けとなり、ダムが好きになった...)

そして佐久間ダムを見た後、道の駅くんま水車の里で蕎麦を食べた覚えがある。

佐久間ダムから道の駅に行くまでの道中で、唯一、頭の片隅に覚えている光景がある。

 

赤く大きく立派な吊り橋を渡る光景。

 

そう、原田橋だ。

 

 

それが、最初で最後の原田橋の記憶——。

 

 

2020 2/29

35.080075, 137.792400 [周辺図]

 

数日前に新聞を見て、29日午後4時に片側交互通行で原田橋が開通すると知りました。

ネットで新原田橋について調べていると、浜松市のサイトにこんなページが。

 

"名称 : 原田橋(原田橋)"

 

...驚いた。

新原田橋でも、新々原田橋でもなく、原田橋(原田橋が崩落する前に新原田橋を建設中だった)

"新"が付かない。何だか悲しいです。

 

国道151号を北上して原田橋に向かう途中、電光掲示板に原田橋について書かれていました。

"2月29日16時開通

開通待ちはご遠慮ください"

これも今しか見られないだろうし、写真を撮っておこう。

 

仮設道路の入口に到着。

交差点の脇に看板がありました。

三遠南信道、全線開通したら便利になるだろうね。

仮設道路は交互通行なので、しばらく列になって待った後、動き始めました。

これが、最後の仮設道路走行になるんだろうなぁ...。

沈下橋

上流にある佐久間ダムが放流すると、その名の通り川に沈みます。

仮設道路が通行止めの時に対岸に行こうとすると、約50kmも迂回しないといけませんでした。地域の人は凄く大変だったでしょう...。

 

YouTubeに沈んでいる映像があったのでどうぞ↓

ここから原田橋が造られていくのを見るのもこれで最後。

だんだん桁が伸びていくのが見られて面白かった。

 

県道1号と国道473号が合流する場所にある駐車場にバイクを止め、歩いて原田橋に向かいます。

 

ただ、開通まで1時間あるので中部橋を見て時間を潰します。

 

もう少しで原田橋に到着です。

パトカーが見えます。

ここから川の方を見てみると...

沈下橋が見えます。

(新)原田橋も見えてきました。

右岸側にテントが見えます。

開通式か何かが行われていたらしいです。

片側交互通行の待機列。

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以前(2019年3月)来た時はまだ桁が繋がっていませんでした。

橋脚は川に対して平行に立てられているらしく、桁に対して斜めになっています。

先ほど、作業員の人が話しかけてきました。

気さくな人で面白かった(^^♪

自分たちが造った橋が開通するってのは、どんな気持ちなんだろう。15時55分(開通5分前)、作業員がバリケードの撤収を始めました。

中日新聞のカメラマンもすかさず撮影しています。

ここにいるのは浜松市の職員、作業員、カメラマンなので、一般人は私だけですね(^-^;

向こう岸には一般人いるみたいですが。

15時57分、バリケードが無くなり、通れる状態になりました。

最初の車が通るとき、写真で撮るか動画で撮るか...。

動画で撮ることにします。

あと1分......

16時。開通

遂に開通しました。

こちら側の列も渡り始めました。

私も徒歩で渡ります。

先ほどと同じ作業員の人が、「いっぱい写真撮りなよ~」と言ってきました。

嬉しいんだろうなぁ(*´ω`*)

銘板。令和2年3月竣工

あれ、まだ2月だけど。まだ片側交互通行だし、完成じゃないということだね。

それにしても...歩道が狭い。

舗装には横溝が彫られています。

中央が少し高くなっています。溝は途中から縦溝に変わるようです。

数分前に役目を終えた仮設道路が見えます。

渡り終えました。

新旧分岐地点。

仮設道路ではバリケードブロックが撤去されています。

仕事が早いね...。

楽しそう。もう公道じゃないだろうしね。

ひとつ落っことしてますよ~。

 

右岸で17分ほどボーっと原田橋を眺めていました。

 

 

おめでとう、原田橋。