国道152号 旧横山橋跡
国道152号にある横山橋の旧橋の痕跡を探しに行きました。
(重要)画像が表示されなくなったので一部内容を変更してこちらに移行しました。
周辺図↓
赤が現国道で、青が国道の旧道です。黒が橋が架かっていた場所。
橋の南側から探索を始めます。
2019 9/8
探索開始時刻:10:46
旧道と現道の分岐場所です。
左が旧道。
なんか左の道、旧旧道っぽいような...
後で行きます。
当時のアスファルトですかね。
チラッと見えてる赤い橋が現「横山橋」です。
あっ...
橋がないのは知っていたけど、呆気なく終わってしまった。
うーん...
ガードレールの向こう側も覗いてみましたが、何も見つかりませんでした。
ちゃんと探したら橋台くらい残ってそうですけどね。
戻ってきました。
というわけで、旧旧道らしき道に行ってみます。
A型バリケードが置いてある。
「浜松市」なんでここに?(ワクワク...)
少し進んでみると...
うん、何にもない(涙)
この川は天竜川です。
ここも一応船明ダムによって水位が上がった場所です。
さっきのバリケードの裏に、こんなものがありました。
もしかして、ここに橋があったってこと!?
な~んて思ってたら、その辺にいっぱいあった。
たぶん、堤防の関係のやつだ(涙)
結局、あれが旧旧道だったのかは不明。
旧横山橋の遺構もなかったので、対岸に向かいます。
橋を渡って旧道に入りました。
(地図の学校が写真左の学校です)
県道は右に曲がってますが、直進が旧道です。
堤防で道が途切れてます。
堤防に登りました。
旧道はこっちまで続いてるはずだけど...
階段まで行くのが面倒なので、まっすぐ降ります。
降りました。
流石に未舗装路ってことはないので、剥がされたのかな?
それか、この高さのまま川に向かうとさすがに桁下高が低すぎるので、土手だったとか...?
さっきのやつか...
とくに遺構もなく、茂みに突き当たって終了。
本当に何にも残ってないなぁ。
帰り際に現「横山橋」を眺めて探索終了。
旧横山橋の遺構はほとんど残ってなかったので普通の旧道探索になってしまいました。
あぁ、旧横山橋、見てみたかった...。
[2020年3月8日追記]
天竜市史 下巻(天竜市役所 昭和63年)に横山橋についての記載がありました。
以下引用↓
十九年七月三日、横山・谷山間を結ぶ木造吊橋(扶構式)の架設工事が開始されたが、太平洋戦争の熾烈化によって一時中断され、終戦後の二十三年三月完成し、四月十日開通式が挙行された。
天竜市史 下巻 p.801より引用
そして、横山橋の写真も。↓
天竜市史 下巻 p.801より引用
つまり、現・横山橋の旧橋は、昭和23年に竣功した吊り橋だった......んじゃないんです。
次いで二十七年にはこれまでの木造吊橋が鉄の吊橋(ランガートラス補鋼式鋼吊橋)に架け替えられ、翌二十八年七月竣工した。
天竜市史 下巻 p.801より引用
そう、旧々横山橋は昭和23年竣功の吊り橋で、旧横山橋は昭和28年竣功の"ランガートラス補鋼式鋼吊橋"......らしいです。
"ランガートラス補鋼式鋼吊橋"ってどんなんだ?と思っていると、次のページに写真が↓
天竜市史 下巻 p.802より引用
なんて橋なんだ!!
吊り橋なのかトラス橋なのか...。
やっぱり、実物を見てみたかったです。