国道473号 豆こぼしトンネル旧道
「豆こぼし」と呼ばれる場所にある旧道。
(重要)画像が表示されなくなったので一部内容を変更してこちらに移行しました。
(2019年9月24日追記 もしかして、ピンが表示されてない...?)
2019 9/21
道幅が狭い&国道番号標識が少ないせいか国道とは思えない473号を通ってくると、トンネルが見えてくる。
このトンネルを抜けるとすぐに佐久間の中心街に着くが、トンネルの旧道はどうなっているのだろう。
トンネルの横に来た。
銘板。
変わった名前だけど、どうやら昔、天竜川を使って豆を運んでいたらしい。
天竜川の蛇行に飲まれる豆が、名前の由来になったのかな。
トンネル上部のレリーフには波に乗る舟(筏?)が描かれている。
トンネルは少しカーブしている。
バイクで何度か通ったけど、真ん中付近の照明がついていないせいか暗くて前がよく見えない。
旧道入り口から数百メートル進むと、封鎖地点が見えてくる。
封鎖といってもバイク、歩行者は普通に通れる。
君はおとなしく待っててね。
さて、恒例の(目視)道幅チェック。
センターラインはないけど、すれ違いは容易にできるだろう。
ただ、道はカーブしているしビュンビュン走るのは無理だろうね。
おっと、道幅が狭くなっちゃった。
山側はコンクリートで固められてる。
道を広げたときに固めたのかな。
アスファルトに溝が掘られてる。
調べてみると、どうやらグルービング工法というらしい。
凍結防止の為の溝だと思ってたけど、路面排水を良くしてスリップを防止する役割があるらしい。
カーブが見えてきた。
印象的な形の法面だ。
平成3年12月完成
臨時県道災害防除工事
あれ、県道だったの?
調べてみたら、国道473号は1993年に制定されたらしい。
カーブからは佐久間の町が少し見えた。
カーブを抜けると、やる気のないバリケードが倒れていた。
まだ旧道は続いているけど、何故ここにバリケードが?
法面が凄い。
草木が邪魔で町がよく見えない。
冬に来たら見えそうだね。
少し進んだところからは町が見えた。
川沿いに釣り人が居る。
天竜川の水量が少ないけど、佐久間発電所から流れた水は天竜川には流れずに佐久間第二発電所に流れるので、佐久間ダム下流~西渡(水窪川合流地点)までの区間は水量が少ないみたい。
少し進むと、またやる気のない奴が居る。
ガードレールの支柱の間に、昔の転落防止の石がある。
待避所らしき広場。
コンクリートの壁になった。
排水用と思われる穴が開いている。
道がくねくねしてる。
道路右側を見ると、落石防止網に穴が開いている。
お地蔵様...?
横にある木の板には文字が書いてあったみたいだが、消えていた。
すぐ横には石碑が3基並んでいる。
一番目立つ溺死萬霊塔と刻まれた石碑の脇には明治と掘られていた。
なんでこんな場所に?
地図で見てみると、ちょうど天竜川が蛇行する最初の場所だった。
ここのカーブが難所だったみたいだ...。合掌。
現道が見えてきた。
トンネルに突き当たって旧道が途切れる。
と、思ったら脇に道があった。
こっち側のレリーフには竜?が描かれている。
トンネルを通って戻ってもよかったけど、気になる所が残っていたので旧道で戻ります。
来るときには気づかなかったけど、帽子が落ちている。
相変わらず、凄い崖だ。
あれ?うーん。
切り通しの横に旧旧道がありそうだったんだけどなぁ。
切り通しを通って反対側の脇を見てみた。
うーん、無さそうだな。
一応進んでみよう。
ガードレールを越えた。
...ん?
たぶん、道だ。
鉢の巣箱が怖いので先には進んでません...。
さて、戻るか。
切り通しの内側。向こう側にも道があるなんて...。
冬に来てみようかな(いつか)
カーブの外側からパノラマ撮影。
豆こぼし。面白い名前だと思っていたけど、先人たちの苦労が分かる場所だった。