国道257号旧道 焼石橋
現橋と旧橋の並ぶ姿が印象的な旧焼石橋。
(重要)画像が表示されなくなったので一部内容を変更してこちらに移行しました。
34.850374, 137.671133
2020 1/5
南焼石橋を見終えたので、待ちに待った旧焼石橋に向かう。
旧焼石橋は免許を取る前、タンデムしているときから気になっていて、航空写真で調べたりしていた。
航空写真を見ると1969年~1972年の3年の間に新橋ができたのが確認できた。
交通量が多いのに歩道はなく、路側帯は狭くかなり気を遣う。
もっとも、何度も通っているが歩行者は一度も見たことがないため歩道が必要ないのもわかるが。
焼石橋の手前に河原に降りる道があるので、先にそちらに向かう。
やけいし橋バス停と焼石橋。
河原に降りる道。
河原に来た。
この川は宮下橋と南焼石橋があった井伊谷川。
右方を見ると、少し上に現・焼石橋が見えた。
下から見るのは初めてなので、赤い色だったのは知らなかった。
右の草木が邪魔で焼石橋の奥に見えるはずの旧・焼石橋が見えないため、場所を移動しようとした、その時...
...!?
き、聞いていない...
思っていたRC桁橋じゃないぞ...!
な、なんだこれは... 素晴らしい!!!
と、取り敢えず落ち着こうか...。
橋の向こう側に行く方法を探す。
川は渡れないことはないが、微妙に嫌な水深。
取り敢えず、右側の岩場から行けないか確かめてみよう。無理だったら川渡り...。
岩に登る。
橋の下に来た。
...、なんの装飾もないよくあるRC桁橋だと思っていたが、端がカーブを描いていて風格がある。と、橋についての知識があまりない私が言っています(;^ω^)
おぉ怖ぇ~。深い。
橋の下から新旧2ショット。
新橋が(旧橋に対して)斜めに架かり、若干旧橋に覆いかぶさっていて初めて見る並び方。
さて、ここから向こうに行くにはどうするか。
下の岩場も通れなくはない気がするけど、落ちそう。
上から行こう。
曲がった先がどうなっているかは分からないが。
見る精神安定剤。
落ちないように両手を少し開き上半身を橋台にくっつける。
間抜けな恰好?
ふう、橋台の奥まで来た。
この濡れた岩場を越えるのは怖いので、少し上から行こう。
ぬぉっ!
石垣だなんて聞いてない聞いてない。
!!!
なんて立派なんだ!
知識がなくコメントできることもないので、「好き」としか言えない。
さて...国道に戻って旧橋を見てみよう。
...ここを登れそうな気がしたが、やめておいた。
おとなしく国道を渡ろう。
路側帯が狭いのでガードレールの外側を歩いてきた。
現・焼石橋。
昭和47年3月竣功。
1969年~1972年の間だった。
反対側に行きたいのだが...交通量が多い。
ふぅ。
小走りで渡った。
まずはお地蔵さまにご挨拶を...。
ここから橋が見える。
壊れかけの...欄干。というか既に壊れている。
オジャマシマス...
旧・焼石橋の上には3本のパイプが通っている。有効活用。
右側には「焼石橋」と刻まれた円柱状の親柱がある。
大正~昭和初期竣功だろうか。
欄干の柱に刺さっていたはずのパイプがない。
わざわざ抜いた?何のために。
パイプが切断されている。
記事を書いている時に気づいたが、有刺鉄線が巻かれている。
荒れてきた。
渡った先の親柱は倒れていて確認できない。
こっちの親柱は...
昭和と読めなくもないが、ほとんど読めない。
現橋と旧橋の間から下を覗き込む。
ひ~怖ぇ。
横に一本の線が入っているのはデザインだよね。
さて、次の目的地に向かいますか。
親柱からは竣功年が分からず、インターネットで「焼石橋」を調べても情報ゼロ。
これだけ立派な旧橋なんだから一つくらい紹介しているサイトが欲しかった。
といっても立派な橋は他にもゴロゴロあるし、こんなマイナーで陰に隠れている橋なんて誰も知らないか。
この橋も他の橋と同じように日の目を見るといいのだが...。